HISTORY

P.H.ヘインズとその弟により始まった「ヘインズ」。
100年以上の時を経て、アメリカを代表するブランドとなった歴史をご紹介します。

1901 - 1910's

ヘインズの誕生

1901
  • 創立者のプレザント・ヘンダーソン・ヘインズ、P.H.ヘインズの弟、ジョン・ウェスレイ

    1901年、プレザント・ヘンダーソン・ヘインズとその弟ジョン・ウェスレイによって、紳士用アンダーウエアを製造する会社「P・H・ヘインズニッティング社」が設立されました。

  • 昔の縫製工場の様子

    縫製工場では、優秀な技術を持つ技術者が、丁寧に製品を作り出していました。

  • ウィンストンセーラム地区に建てたれたタバコ工場。この工場を改造して、アンダーウェアを製造する「ヘインズ」が生まれた。

1913
  • 1913年に製造された「ユニオン・スーツ」の広告。ブランドの成功を語るに重要な製品

    ワンピース・タイプの画期的なアンダーウエア、「ユニオン・スーツ」を発売し大ヒットとなりました。

  • 創業当初に使用されていた縫製用工業ミシン

    当時の商品は手作業によって、頑強な縫製で作られていました。

1920's - 1940's

画期的な商品を次々と開発

1920
  • 1920年、ユニオンスーツのベルト部分を強化し、ストレッチ性を高めた「サムソンパック ユニオン・スーツ」が登場します。

1924
  • 初代ヘインズロゴ

    1924年、全国キャンペーンの結果、アパレル業界でも有力な勢力となったヘインズ・ブランドはこの年に初代となる”赤ラベル”を発表しました。
    また、ヘインズ社の全ての商品を「ヘインズ」ブランドに統一し、「ヘインズ」のロゴを独自の赤いラベルに表示することを決定。ブランドとしての地位を確立しようと決意します。また、全米での広告展開も開始され、「ヘインズ」の名は世の中に急速に浸透していくことになります。

1920〜
  • 1920年代のカタログ。

1925〜1935
  • 山羊も「最高級だ」と絶賛

    1925~1935年頃に展開された広告。
    ユーモラスなイラストが印象的で山羊も「最高級だ」と絶賛しています。

1927
  • リブシャツセットケースの広告

    1927年に発売の、リブシャツセットケースの広告。

1930
  • 1930年、アメリカの新聞に掲載されたヘインズの広告。

1932
  • ブリーフ「スポーツ」の広告。コミカルな表現で「選ぶならへインズ」がうまく強調されている。

    1932年、現在のブリーフの原型となるニット素材の紳士用ブリーフ「スポーツ」が制作されます。
    当時まだ珍しかった豊富なカラーでの展開がヘインズの成功の基礎となりました。

1940〜
  • ディスプレイケース

    1940年代店頭に置かれていたディスプレイケース。

  • ボーイズ商品の広告

    アンダーウェアからアウターへ。商品バリエーションにもボーイズが加わり、幅広い展開が始まりました。

1941
  • 「フィグリーフスーツ」の広告

    1941年、戦時中でゴムの入手が困難だったため、ブリーフと運動用シャツをスナップでつないだ「フィグリーフスーツ」が開発されました。

  • 1941年春物カタログ

    タンクトップ、トランクス、ブリーフなどバラエティ豊かな男性用下着が多数ラインナップされました。

1947
  • パックTシャツを開発

    たくさんの方にヘインズのアンダーウェアで毎日の暮らしを快適に過ごしてほしいという願いから、複数のTシャツをリーズナブルな価格で提供するためにパックTシャツを開発しました。

1950's - 1960’s

アンダーウェアマーケットでの地位を確立

1950
  • 1950年代のロゴ

    1950年代には、ロゴのデザインが一新。
    当時はまだ大文字でした。
    この時代には商品のハイクオリティーが認知され、ヘインズはアメリカで紳士用アンダーウェアのマーケットで不動の地位を確立します。

  • 1950年代のヘインズブリーフ広告。

  • ヘインズ ウィンターセット Tシャツ

    冬場における野外スポーツ(雪中の猟、スケートなど)での保温性が目的の、肉厚なコットンを使用したTシャツ。

  • 商品のタフなイメージを打ち出したポスター

    ハードに着こなしても、洗いを重ねてもヘインズのTシャツの着心地は変わらない、というタフなイメージを打ち出した宣伝ポスター。

1965
  • 「ヘインズ スポーツ」のショップ展開イメージ写真

    1965年、兄のヘンダーソン・ヘインズが設立した「ヘインズニッティング社」と、弟のジョンが設立した「ヘインズポージャリー社」が合併し「ヘインズ コーポレーション」となりました。

  • 洗濯やアイロンの使用等での注意を促した説明書

    縮みや色落ちを最小限に抑えた良質の素材だが、洗濯やアイロンの使用等での注意を促した説明書。文末を見ると、この添付書が60年代後半に作成されたものだと分かります。

  • 保温性の高いサーマルシャツ

    体熱を外に逃がさず、保温性を約束するサーマルシャツのショートスリーブ・バージョン。半袖サーマルという発想自体が大変ユニークでした。

  • Mr.Muscle Tシャツ

    ”スポーツウェア”というタグの表記や筋肉質な体のラインを強調して着こなしているイラストから、アンダーウェアとしてだけでなくアウター志向の強いアイテムであることが分かります。

  • 伸び縮みしにくい、独自のコットンを使用したTシャツ

    綿シャツの弱点である、伸び縮みを抑制したヘインズ独自のコットン“へインセット”を使用したTシャツ。

1970's - 1990's

アウターとしての商品を拡大

1975
  • 70年代~90年代のロゴ

    1975年、ヒッピーたちからインスピレーションを得て開発された、「BEEFY-T®」がデビュー。
    タフなつくりと快適な着心地で、現在まで圧倒的な人気を誇る商品となっています。
    この頃は、ロゴも小文字を使用したものになりました。

  • BEEFY-T®

    ヒッピー文化の象徴であるプリントTのボディとして開発された「BEEFY-T®」がデビュー。今もなお、ヘビーウェイトの定番Tシャツとして、男性だけではなく女性にもその快適な着心地やシルエットで圧倒的な人気を誇る商品です。

  • ヘインセットを使用したボーイズTシャツ

    伸び縮みしにくいコットン”へインセット”を使用したボーイズシャツ。

  • “Double Plyneck”仕様のTシャツ

    型くずれしない首回りの“Double Plyneck”仕様。

  • リブ編みコットンで製造されたTシャツ

    柔軟な着心地と、確かなフィット性が特徴のこの商品は、リブ編みコットンで製造され、”ストレッチャブル・スイス・ニット”と名づけられました。

1994
  • 保温性の高いサーマルシャツがさらに進化

    1994年には、アメリカワールドカップのオフィシャルTシャツのボディに抜擢されます。
    冬用アンダーウェアの定番。この頃になると、ポリエステルを50%混紡させて、型くずれを完全防止と保温性も向上させました。

1996
  • オリンピックデザインのピンバッジ

    1996年には、アトランタ・オリンピックの公式スポンサーに選ばれ、オフィシャルTシャツのボディとして採用されました。

  • ポケット付きのアウターTシャツ

    完全アウター志向として展開された、ポケット付きTシャツ。カラーバリエーションも豊富になりました。

  • 90年台のカタログ

2000's -

進化し続けるヘインズ

2002
  • 首まわりのタグがない”タグレス”Tシャツ

    2002年、従来のタグ式ネームを熱転写ネームに替え、首筋の違和感を解消させたタグレス3P-Tシャツを全米で発売します。

2005
  • フラッグロゴにリニューアル

    2005年、ヘインズロゴがスタイリッシュなフラッグロゴにリニューアルしました。

  • 定番の3P-Tシャツが新しくなって登場

    1947年から着心地の良い定番Tシャツとして、幅広い年代から大きな支持を集めていた3P-Tシャツがタグレス仕様で新登場。
    パッケージもサイズ表記がわかりやすい新デザインになりました。

2007
  • 3P-Tシャツから4つの新商品が登場

    2007年、Hanes 3P-Tシャツから、着用シーンに合わせて選べる4つの新商品が登場。
    「ビジネスマン」「部活魂」「ワーカー」「トレッカー」。
    それぞれのニーズに合わせた素材を使用しています。
    また、肌着をタイトに着こなしてボディラインを綺麗に見せたいというニーズから「Y-SPEC」が新登場。心地よいフィット感と絶好の肌触りを実現しました。

2008
  • Comfort Coolラインから、ベージュカラーTシャツが新登場。
    ワイシャツに透けない肌着としてメディアからも注目されました。

2010
  • ヘインズ初の世界共通商品「グローバルライン」

    ヘインズ初の世界標準のパック入りTシャツ、ボトムスが”グローバルライン”として新登場。

  • Hanes SPORTSWEARのGarment Dye T-shirtがデビュー

    ヘインズの歴史やこだわりのあるモノづくりを背景に、ブランドの味わいをふんだんに盛り込んだヴィンテージ感溢れる製品染めポケットTシャツがデビュー。

2011
  • 1901年の誕生以来アメリカを代表するブランドに成長し、2011年で110周年を迎えました。

  • 復刻された70's赤パックTシャツ

    1970年代の「赤パック」Tシャツを復刻し、”Hanes Vintage 3P-Tシャツ”として新登場。

2012
  • 復刻された70's青パックTシャツ

    1970年代にデビューした「青パック」Tシャツを当時の製法で、パッケージ、ラベルまで忠実に再現して復刻。MADE IN USAの"Hanes Vintage 青パック 3P-Tシャツ"として新登場。

2013
  • 世界中で愛用される定番ブランドとコラボレーションしたヘインズのパックTシャツ

    世界中で定番として親しまれる9つのブランドとコラボレーションして生まれた「World Standard Tシャツ」が抽選で1000名様に当たる「World Standard キャンペーン」を実施しました。

2014
  • Japan Fit 登場

    「身近で親しみやすい」というヘインズの普遍的なアイデンティティを受け継いだ日本人のための絶妙なフィット感を追求したニュースタンダード”ジャパンフィット”が誕生。

2015
  • HANES UNDIES

    365日 毎日身に着けるものだから、ベーシックで快適なものがいい。選んで楽しい、着るとHappyな気分になれる。女性のためのアンダーウェア「ヘインズ アンディーズ」が登場。

2017
  • アニバーサリーパックTシャツ発売

    パックT誕生70周年を記念して、アニバーサリーパックTシャツ発売。

2019
  • ヘインズジャパンフィット 「透けにくい5.3オンス」にアップデート

    アンダーウエアほど薄すぎず、一般的なプリントTシャツほど厚すぎずない、唯一無二のポジショニングにこだわり、絶妙な厚さ、素材感の「透けにくい5.3オンス」にアップデート。

2022
  • COMFORT FLEX FIT®トータルサポートポーチ

    特許取得のポーチ構造「TOTAL SUPPORT POUCH®」を採用。「ムレないスレない動かない」を実現する画期的なポーチボクサーブリーフの日本展開開始。

2023
  • 2023 Hanes T-SHIRTS SHIRO

    "最高の白T"を追求した"THE BEST OF WHITE- T"が登場。