ARCHIVE

月刊ヘインズ

見せるインナーとして、この秋も白Tシャツへの注目度は高く、春夏シーズンに引き続き、メンズの流行アイテムの1つとなりそうです。デニムやチノなど、ベーシックなボトムとの相性がよく、ジャケットやシャツ、軽めのコートなどを羽織るだけで十分に“今”っぽくはなるのですが、合わせるものの色やサイズ選びがとても重要なのも確かです。色を多くし過ぎると子供っぽく見えますし、サイズ選びを間違うと野暮ったくなってしまいます。

どうしたら白Tシャツを上手く秋のコーディネートに取り入れられるのか。様々なファッション誌で活躍中のスタイリスト松田有記さんに、簡単にマネができて、旬な印象になる3つのコーディネートを紹介してもらいました。

コーディネートで着用している白Tシャツは、「Hanes T-SHIRTS Japan Fit」。現代の日本人の体型に合わせて着丈や身幅、アームホールが調整されているので、シルエットが美しく、フィット感も絶妙。“今”のスタイルにマッチしています。

coordinate1 色でミリタリーテイストを取り入れる

coordinate1

この秋冬シーズンのトレンドのキーワードとなっているのが、ミリタリー。とはいえ、ゴリゴリのミリタリーアイテムを着るというよりは、ミリタリーテイストの入ったデザインのものや、カラーリングだけを取り入れるのがよいそう。

「カーキやカモフラージュのものを加えるだけで十分だと思います。カモフラは難易度が高いので、白Tシャツと合わせるならカーキがおすすめですね。コートをTシャツの上に羽織る時に一番大事なのは丈。僕が着ているのはMサイズ(※松田さんの身長は163cm)ですが、『Hanes T-SHIRTS Japan Fit』は、ベルトが隠れるぐらいのちょうど良い丈の長さだと思います。足元の革靴はシンプルなストレートチップのものですが、シューレースをオリーブに変えてあります。ちょっとした工夫でミリタリーテイストをプラスすると今っぽくなると思いますよ」(松田さん)

coordinate1

coordinate2 ジャケットはネイビー系がおすすめ

coordinate2

「ジャケットとスニーカーをネイビー、パンツをグレーにしました。ネイビーやブラックなど単色のジャケットは、白Tシャツと上手くコントラストが付くのでおすすめです。柄物は子供っぽくなる場合があるので、やや難易度が高いと思います。ジャケットもTシャツとの丈のバランスが大事ですね」(松田さん)

スポーツテイストも今季のトレンド。ちょっとスポーティな素材やデザインのものを加えるとよりスタイリッシュに見えるとのこと。

「たとえば流行りのリブパンツを合わせる、ジャケットの素材をナイロンやスウェットにする、足元をスニーカーにする。どれか1つ取り入れるだけでだいぶ印象が変わるはずです」(松田さん)

coordinate2

coordinate3 デニムと合わせて90年代風に

coordinate3

ここ数シーズン、トレンドのキーワードの1つになっている「90年代」。ヴィンテージのデニムのセットアップに白Tシャツを合わせていたコーディネートを、今時な雰囲気に焼き直したスタイルがおすすめだそう。

「リアルな90年代の時のような骨太な感じよりは、こざっぱりとした印象になるようにしたいですね。ボトムのほうはスリムストレートぐらいのシルエットで、ロールアップはしないか、しても一折りするぐらいがいいと思います。今回のトップスはスウェット素材のものにしたんですが、異素材のものやデニムでも軽めのものを選ぶと、より旬な雰囲気がでますね。やっぱりトップスの丈の長さは大事で、ジージャンを合わせる時は、Tシャツのほうがちょっと長くなるようにするのがおすすめです。Tシャツが短過ぎると特に後ろから見たときにハードな印象になってしまうので」(松田さん)

coordinate3

Hanes 月刊ヘインズ